「線は、僕を描く」 砥上裕將 2019年1月発行
2020年本屋大賞第3位
2019年王様のブランチBOOK大賞
第59回メフィスト賞受賞作
表紙の絵がとてもキレイで、「2019年王様のブランチBOOK大賞」と大きく帯に書いてあり、迷わず手に取りました。
内容
両親を事故で失ってしまい、喪失感の中にいた主人公が水墨画の巨匠と出会い、周囲の人と関わりながら水墨画を描くことによって少しずつ自分を取り戻していくという内容です。
感想
シンプルなストーリーですが一つ一つの描写がとても細かく、読む前は「水墨画??」という感じでしたが、読み終わる前にはすでに水墨画が見たくて仕方なくなりました!
この本を読んで本って本当に勉強になるな、と改めて思いました!
本書から学んだ事が沢山ありました。それをここに書いて残そうと思います。この記事を読んでる方の参考になれば幸いです。
水墨画の奥深さ
本書を読まなければ、おそらく水墨画について知ることは無かったかもしれません。
繊細な描写に想像が膨らみ、今まで知る事のなかった世界に、主人公と一緒に足を踏み入れたような気持になりました。
タイトルを読んで「線が。。?」と、??だらけでしたが、読んでいるうちに「そんなにたくさんのことが込められていたのか。。」と、驚きと感動が入り混じりました。
そして、水墨画に興味を持ち、実際に絵を見たくてしょうがなくなりました!😊今まで知らなかった世界を知るという事は、とてもわくわくした気持ちになります。
読み終えてから映画化されていたという事を知ったので、とても嬉しく、是非観たいと思います!
何かに本気で打ち込む事
主人公がどんどん水墨画に夢中になり打ち込んでいる姿がとても素敵で読んでいるうちに、今の自分は何かに本気で打ち込めているのか?と。
行政書士試験の合格を目指している時は完全にそれしか目に入らないくらい夢中になっていましたが、合格後同じように次の目標に向けて自分は100%今を行動できているのか。改めて自問自答させられました。
主人公の姿に感動するとともに、パワーをもらいました!
響いた言葉
勇気はいつも物事を変えるいちばん大きな力だ。
何か新しいことを始める時、チャレンジする時、「えいっ!」という小さな勇気がいつも必要に感じていました。
言葉通りだと思いました。
小さな勇気で一歩一歩を踏み出すことで、物事を変えていきたい、変えていこう!と思いました。
まとめ
水墨画の奥深さが私にとって、とても刺激になりました。
そして主人公の姿にとても感動しました。
少しでも興味がある方は是非読んでみてほしいと思いました。
私はこれから映画を観てみたいと思います😊
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。🙇♀️
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